じーちゃん、ばーちゃんが笑っている顔が好きだし、一緒に爆笑している自分も好きです。人を幸せにして一緒に幸せになる。こんな最高な仕事はありません。
プライドを持って介護の仕事をしたいと思っています。「そんなの理想だよ」「現場を知らないんだね」「口だけじゃん」と馬鹿にされてもかまいません。
介護の負の側面ばかり広めようとする風潮に、ちょっと怒っているのです。ぼくがXを始めたのは、介護職の愚痴ではなく、プラスの面をもっと多くの人に知ってほしいという気持ちからでした。
「介護施設=ブラックボックス」「内出血=虐待」といった極端な報道を見るたびに、現場で真剣に働くぼくたちの努力が否定されたようで、心が苦しくなります。
ぼくたち介護職員は、ほんの小さな異変にも目をこらし、原因を探し、再発防止のために何度も何度も話し合いを重ねています。プライドを持って、利用者さんの心と体に向き合っています。
だからこそ、現場の温かさややりがいに満ちた瞬間を、もっと多くの方に知っていただきたいです。
※本稿は、『読むだけで介護がラクになる本』(のぶ:著/すばる舎)の一部を再編集したものです。
『読むだけで介護がラクになる本』(のぶ:著/すばる舎)
介護をしている方。がんばりすぎていませんか──。
Xで介護のコツを発信し、フォロワー3.7万人。同業者だけでなく、家族介護をする人たちからも支持されるのぶさん。介護現場での心温まるエピソードもまじえながら、「読むだけで心がラクになる」メッセージを伝えます。毎日の介護の負担をぐっと減らす実践的なアドバイスも満載。





