食事は「健康を作る」もの

子供たちが小さいころも、3食のバランスは基本的にこの考え方でした。たとえば夕飯に子供たちが好きなハンバーグを作ったら、あとは野菜スープがあれば十分でしょう、と。夜は肉や魚などのたんぱく質のおかず1品と、野菜スープがあればいいと思うのです。

だから、「今夜は何を作ろうかな」と献立に悩んだことが私はないのです。昨日がお肉なら今夜は魚にしてバランスをとる。子供が少し風邪っぽいときは、しょうがのスープを作る……というふうに、健康のことを考えれば、その日に作るものは自然に決まってきます。

『本当に大事なことはほんの少し~料理も人生も、すべてシンプルに考える生活術』(著:ウー・ウェン/大和書房)

食事は「健康を作る」ものです。健康的な献立を作るときに便利なのがスープです。スープは時間があるときに作っておくことができるし、温かい水分ですから、からだの中を温めてくれます。

野菜不足を感じたら、生野菜のサラダを食べるよりも、野菜たっぷりのスープを飲んだほうがだんぜんいいです。おすすめです。