映画の作り方が変化している可能性も

また、多くの名作に触れてきた人ほど、最近の作品が薄っぺらに感じる現象もあるようです。

こちらに関しては、映画そのものが変化している可能性もあります。

(写真提供:Photo AC)

昔の映画は脚本や演技重視の作品が主流でしたが、現在は映像技術やテンポが優先される傾向があります。短時間で手軽に楽しめることが求められ、深みのあるストーリーが減っているという指摘もあります。

また、若い世代向けに作られる作品が多いため、人生経験豊かな中高年層から見ると、ズレを感じることもあるでしょう。

そうではない映画ももちろんありますから、嘆くことなく、自分の経験知と感性を信じて、自分のレベルに合った良い作品を追求したほうがいいと思います。