質の高い答えを得るコツ
人と人とのやりとりでも、食い違いはよくありますよね。
夫婦の間でも、「買ってきてほしかったのは、この牛乳じゃなかったのに。いつも飲んでいる牛乳が分からないの?」という場面はありがちです。
そういう場合は、「***という名前の牛乳を買ってきて。青いパッケージで、牛の絵が描いてあるから。消費期限が長いものを選んで」のように、細かく説明すると、伝わるものです。
チャットAIも、あなたが何を考えているのかまでは分かりません。
「どう伝えればいいのかな」「この言い方なら分かるかな」「こう頼めば理解してくれるかな」「あぁ、そういう意味じゃないんだよな」「これだと分かりにくいか……」とAIとやりとりしていくと、AIもあなたの意図を汲んでくれるようになります。
チャットAIは、一度の質問で唯一の正解を出してくれるものではなく、やりとりしながらよりよい答えを作るものだという前提で使うことが、質の高い答えを得るコツです。チャットAIをたとえるなら、「優秀な秘書兼頼りになる相棒」です。
秘書も相棒も、一人では「秘書」でもなければ「相棒」でもありません。チャットAIには、あなたの協力が必要なんですよ。