1998年から10年以上、『婦人公論』の数々の連載で活躍したイラストレーターの阿部真理子さん。2010年、病気のためその才能を惜しまれながら51歳でこの世を去りました。亡くなって15年、彼女の作品世界に没入するような展覧会が開かれています。
『婦人公論』でも活躍
ユーモラスだけどちょっと毒のある人物や動物を鮮やかな色彩と大胆な構図で描き、さまざまなメディアで活躍したイラストレーターの阿部真理子さん。大学卒業直後から注目を集め、多くの雑誌や新聞、広告など第一線で創作活動を展開しました。
色彩も美しい、阿部さんの作品の数々
『婦人公論』でもさまざまな連載で誌面を飾った阿部さん。作家・池澤夏樹さんとの「この世界のぜんぶ」、劇作家で俳優の渡辺えりさんとの「思い入れ歌謡劇場」でイラストレーションを手がけ、「行ってみました! 話題の新名所」では絵はもちろんのこと文章でもその才を発揮しました。
婦人公論連載「行ってみました! 気になる新名所」も展示されている(画面中央下)
最後の原稿が載ったのは2010年3月22日発売号で、亡くなったのは発売から約3週間後。作品同様パワフルな人柄で、どんなときでも大きな声と笑い声で場を一気に明るくし、多くの友人たちに慕われましたが、闘病のことは一切誰にも話さぬまま。死の間際まで仕事に取り組み、強い責任感と美学を持ち続けた人でもありました。