(写真提供:Photo AC)
2026 年放送予定のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』は、豊臣秀吉の弟・秀長が主人公のサクセスストーリーです。この秀長について、歴史系YouTuberのミスター武士道さんは、「兄をよく補佐し、その覇業を支えた人物」と語ります。そこで今回は、ミスター武士道さんの著書『マンガと図解と地図でわかる!豊臣秀長 徹底解説』から一部を抜粋し、ご紹介します。

秀長の家族構成

豊臣秀長の家族構成についてお話ししましょう。

兄・秀吉は、これはもう説明する必要はないほどの有名人ですね。戦国一の出世頭、織田信長の天下一統事業を継承し、日本史上最も低い身分から天下人となった傑物です。

秀吉は天文6年(1537)生まれ、秀長は天文9年(1540)生まれと考えられているので、秀長は秀吉の3歳年下の弟にあたります。秀長はこの兄の出世とともに、時代の表舞台に立って行くことになります。

ちなみに、秀長の生まれ年については天文10年説(『多聞院日記』)もありますが、秀長自筆の史料による天文9年生まれ説を本記事では採用させていただきます。