「無数の死」が描かれたワケ
ドラマ中、多くの登場人物が死んでいったことに対して「脚本が鬼!」などと視聴者の方から感想をいただいていたのも存じ上げております(笑)。
でも、あくまで史実として死んでいった人ばかりなので、私にはどうしようもないというか…。
どちらかといえば、オリジナルキャラぐらいしか殺してないし! 怒る先は私じゃないでしょ! とずっと思っていました(笑)。
蔦重も、その周囲の人たちが続々と死んでいくので「死神」と言われていましたが…。
蔦重はプロデューサーという役割上、関係する人の数が多い職種でもあるので、実際にその周囲で尋常ではない数の人間が死んでいったはず。あの時代、死ぬ確率は今に比べてずっと高かったはずですし。
そもそも歴史って「無数の死」の塊ですよね? それでいて、その死がちゃんと語られている人って、ほんの一握りしかいない。そういった思いも抱きながら、「死」が多い脚本を描き進めていきました。