かつての「日本三大疾病」の一つ
脚気は結核・糖尿病とともに、かつての「日本三大疾病」を構成していました。
糖尿病は今でも、多くの日本人を苦しめている病気です。欧米人に比べると日本人はインスリンの分泌量が少ないそうで、彼らと同じような食事をしていると、この病になる確率が高くなるようです。
自覚症状があまりないため、気がついたら数値がひどいことになっていた、というような話をよく聞きます。年齢が高くなったら、検査は必須ですね。
結核は結核菌により引き起こされる感染症です。労咳などとも呼ばれました。現在でも毎年1万人以上の患者が発生しています。
昔は治療が困難でしたが、今は早期発見・早期治療で治せる病気になっています。正岡子規(35歳)、樋口一葉(24歳)、石川啄木(27歳)らが若くしてこの病気で亡くなっています。

