視聴者の感想
<蔦重の最期>という悲しい話を扱いながらも、あまりにユーモアに富んだ「べらぼう」すぎる展開に、泣き笑いをした視聴者も多かったと思われるラストシーン。
この場面の一部が、実際に蔦重の墓碑に書き残された記録に基づいたものだったことをご存じでしょうか? 「べらぼう」公式のXによれば…
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寛政八年、重病を患い危篤。寛政九年夏、五月六日、彼は「自分は昼時には死ぬだろう」と言った。没後の蔦屋の諸事について整理し、妻と別れの言葉を交わして最期の時を待った。昼時になり「まだ拍子木が鳴らないな。どうしてこんなに遅いのか」と笑った。そう言った後、再び口を開くことはなく、夕刻ついに亡くなる。享年四十八。正法寺に葬る。
大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」公式ツイッターより(https://x.com/berabou_nhk/status/2000172679782072738)
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などと、東浅草・正法寺の「蔦屋重三郎墓碑銘」に記されているそうです(上記は現代語訳)。一方、あの一言が記録に残っていたことを知って驚いた視聴者からは、さっそくSNSを通じてコメントが。
たとえば「まるで落語のオチみたくてべらぼうらしい粋な結末だったな…。そう思ったらどうやら史実らしい。マジですか!?」「なんと <拍子木が聞こえない> は史実だったんだと!」「べらぼう巡回展で知ってました。これを知らなかったら、最後のシーンで作中の人たちと同じように<へ?>となっていたと思います(笑)」「拍子木が史実。サゲも決まって、まさに<蔦重栄華乃夢噺>!緞帳がおりました」といった感想がみられていました。