簡単ストレッチ&マッサージで血管の増殖を抑える

関節や筋肉が硬いうえに、同じ姿勢や動作を続けていると、肩や腰など一定の部位に負担がかかるように。

「ストレッチやマッサージで柔軟な体を維持すれば、1ヵ所に負荷がかかることが減って体内で炎症が起きず、モヤモヤ血管はできません。また、ストレッチなどで腱を伸ばすと、異常な血管の増殖を抑えるエンドスタチンという物質が多く分泌されるという研究報告もあります」

 

【ひざ痛に効くマッサージ】

太ももの筋肉が硬くなると、その負担がひざに蓄積される。太ももをほぐすため、太ももの外側や真上を片手で優しく前後にさする。20回程度を、1日左右2セット 

足首を柔軟に保つことも、ひざ痛改善のポイント。くるぶしの上を片手でつかみ、ねじるように左右に優しく動かす。30回程度を、1日左右2セット

 

【五十肩に効くストレッチ】

イスに浅く腰掛けて姿勢を正し、ゆっくりと上半身を左右にねじる。肩甲骨を背中に寄せるようなイメージで。1日左右3セット

 

炎症を抑える栄養素を積極的に摂る

「炎症が起きにくい体を維持することも大事です。腸内環境の悪化や、DHA・EPAといったオメガ3脂肪酸、ビタミンB群の不足、糖質の過剰摂取は、炎症を起こしやすくすると考えられています。注意しましょう」

DHA・EPAは魚介など、ビタミンB1は豚肉など、B2は魚や卵など、ビタミンB群はさまざまな食材に含まれています。バランスのよい食事を基本に、不足しがちな栄養素はサプリメントで補うのも手です。