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『浮浪雲』はホームドラマでもあり、コメディ要素もあるチャレンジングな時代劇。演じる上では、コメディ要素のバランスが難しくて。

間合いやトーン、感情の起伏の微妙な変化でニュアンスが変わってしまう。ゆるい雰囲気もありつつ、演じている側としては、ずっと気が抜けないセンシティブな撮影でした。

倉科カナさん
倉科カナさん

時代劇は現代劇に比べて、メッセージをダイレクトに伝えられます。愛情や義理人情をシンプルに描くことができる。例えば、現代劇で会話をするシーンだと、今なら携帯電話を触りながら会話をするような場面になりますが、時代劇だとお互いが向き合って会話ができる。家族のだんらんをダイレクトに表現できます。

『浮浪雲』は笑えてうるっとして、時々すごく深い作品。時代劇だからこそ伝えられるお互いの思いやりや温かさみたいなものをたくさんの人に楽しんでいただけたらいいなと思っています。

インタビュー後編「倉科カナさん「40代に向けてもがく時期。家長のような役割で<家族を支えなくちゃ>という意識が強かったけれど、支えられていた」はこちら

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