(『豊臣兄弟!』/(c)NHK)
2025年11月27日、2026年に放送されるNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』(1月4日スタート※初回15分拡大版 NHK総合 夜8:00~ほか)について、主演・仲野太賀さんを迎えての取材会が開催されました。「大河ドラマの主役を務めることが、俳優として長年の夢だった」と、その率直な気持ちを述べた仲野さんのインタビューをお届けします。(取材・文:婦人公論.jp編集部 吉岡宏)

オファーを受けたときの感触や現在の意気込み

『豊臣兄弟!』までに5作品の大河ドラマに出演させてもらいました。

その都度、作品の真ん中に立っている先輩方の背中を見ながら、かっこいいなと思っていて。俳優を始めた時から大河ドラマの主役をやってみたいという憧れや夢はありましたが、その夢がどれだけ遠いものなのかをむしろ痛感し、頭の片隅に追いやっていました。

そんな中、「豊臣兄弟!」の主人公のオファーをいただいたときは、本当に驚きました。これまでの仕事が全部つながっている、とあらためて感じ、これまでお世話になった人の顔が浮かびました。

いきなり大河ドラマの主演を任されて、すぐに大河ドラマの“座長”然とできるわけではなく、僕は僕でしかない。クランクインした時には、もうありのままの自分過ぎて…。自分らしくいくしかない、と思いながら撮影に入りました。

現場では、明るく楽しく、和やかな雰囲気にすることを心掛けています。

大河ドラマの現場はたくさんの俳優さんが出入りしますが、みなさん、どうしても緊張してしまうものなので、少しでもリラックスして撮影に望めるような空気作りができたらいいな、と思っています。