ドクターの治療意欲を高める患者さんとは?
さらにおすすめしたいのは、いろいろな方法で体をチェックした結果を記録しておくことです。
そして、その記録を医師に相談するときに持参することです。記録方法としては、直近3年間分の健診データをもとに作成するのがよいでしょう。もし可能であれば、何年前から高血糖、高血圧、脂質異常を指摘されているかがわかるだけでもいいです。
最近は、初診の際に、自分の血糖値や血圧などをデータにして持参される患者さんも増えてきました。そうした情報を共有していただけると、医師としても「しっかり診なければ」という気持ちが自然と湧いてきます。「全部お任せします」というスタンスも悪くありませんが、その場合、診療時間が限られる中では医師の判断がどうしても無難になりやすいのです。
外来診療は、午前中だけでも数十人の患者さんを診ることが多く、1人あたりに使える時間は数分程度しかありません。その中で血糖値や血圧、脂質といった多くの項目をすべて深掘りするのは難しいのが現実です。
だからこそ、患者さんが事前にデータを整理して持ってきてくれると、医師は限られた時間で効率よく全体像を把握できます。各指標の推移がひと目でわかったり、数値のばらつきを確認できたりするだけでも診療の質は大きく変わります。
また、診療に対する自身の希望を伝えておくことも大切です。
どんな患者さんでも分け隔てなく診るのが基本ですが、医師も人間です。糖尿病になりたくない、合併症になりたくないという強い思いが伝わる患者さんのほうが、より前のめりになるのは自然なことです。医師をやる気にさせるためにも、自分の体の状態を把握するのは大切なことなのです。
<『世界中の研究結果を調べてわかった!糖尿病改善の最新ルール』より>
