変わり果てた義妹の姿に…



静かな病室に、レイコのか細い声が溶けるように消えていきました。夫の頬には涙が伝い、私は何も言うことができませんでした。深い悲しみと後悔が入り混じる夫のその表情に胸が締めつけられます。
けれど私の、心の奥底には、小さく浮かんできた思いがあります。「……これで、ようやく終わったのだ」と。
夫には言えません。それでも私は、そう思ってしまったのです。
END



静かな病室に、レイコのか細い声が溶けるように消えていきました。夫の頬には涙が伝い、私は何も言うことができませんでした。深い悲しみと後悔が入り混じる夫のその表情に胸が締めつけられます。
けれど私の、心の奥底には、小さく浮かんできた思いがあります。「……これで、ようやく終わったのだ」と。
夫には言えません。それでも私は、そう思ってしまったのです。
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