孤独とは無縁だった人が、強制的に「孤独な状態」に置かれ

旭川医科大学と北海道大学の研究では、「新型コロナウイルスのパンデミックが、人々のメンタルヘルスに大きな影響を与えており、それが日本の自死率に影響している」としています。

これまで、孤独とは無縁だと思っていた人も、パンデミックにより半ば強制的に孤独な状態に置かれ、さみしさを感じることが長く続くと、これまで述べてきたような、さみしさによるネガティブ感情のスパイラルに陥ってしまったのでしょう。

人間は、ひとりでいると、「ネガティブフィードバック」をはじめてしまうものです。自分の行動を自分で振り返って、褒めたたえるよりもむしろ、厳しくチェックし、ダメ出しをしていくほうが、「安全」だということを学習させられてきたからです。

考えてもみてください。自分の行動を褒めたたえてばかりでまったく自身の行動を律することができない人がいたとしたら。

その人は、「イタイ」人とみなされてしまい、なおかつ、迷惑な人として集団から排除されてしまう可能性が高くなってしまうことは否めないでしょう。

また、気をつけなくてはならないのは、「孤独の美化」です。

「ソロ活ブーム」は面白い現象で、周囲の他者の意向を慮らなければならない重たさから解放され、ひとりの時間を楽しもうという時代の気分から生まれてきた流行です。

わたしもどちらかといえばひとりが好きな性質ですから、これがブームになっていることについては個人的には歓迎したい気持ちがあります。