劇団EXILE・青柳翔「歌を諦め芝居の道へ。僕がこまつ座で太宰治を演じるなんて」

「じっと座っているより、徘徊しながら覚えるほうが楽ですね。座ったままで覚えると、演技に入った拍子に「あれっ？」とセリフが飛んでしまうことがあるので。」

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歴史上の人物を演じたい

セリフは朝一番に覚えます。6時に起きて7時頃から覚え始める。早起きなんです、俺。もう昔ほど遅くまで飲み歩くという年齢でもないですし、たいていは夜の12時ぐらいには寝てしまいますから。

セリフを入れる時間は、1、2時間程度。家の中を徘徊しながらブツブツ喋る。シャワーを浴びながら喋り、出かける支度をしながら喋り……で、セリフが出てこなくなったら、また台本に戻って確認。じっと座っているより、徘徊しながら覚えるほうが楽ですね。座ったままで覚えると、演技に入った拍子に「あれっ？」とセリフが飛んでしまうことがあるので。

今後チャレンジしたい役はいろいろありますが、しいて言うなら、今回のような歴史上の人物を演じたいです。ただ、実在した方だけに、今回のようにやらせていただけるのは嬉しい反面、いつも以上に敬意を持って演じないといけないとも思っています。自分なりの太宰さんを演じるべく精一杯やりたいと思っていますので、7月、劇場に足を運んでいただけたら嬉しいです。