すると状況を理解し、すぐにNHKのプロデューサーを紹介してくださって、『下流の宴』の脚本を担当することに。大石さんのおかげで、このときは大ピンチを脱することができました。
しかしそれでは終わりません。今度は60歳を超えたときに2度目の危機が……。
またしても、それまで途切れなかった仕事が、パタッとなくなったのです。このときは一度目の経験をふまえて、すぐに自分から行動を起こしました。
各テレビ局に企画書をもって行き、そこからNHKで『あんぱん』を書くことが決まったのです。60歳を過ぎて仕事がなくなるという経験をしなければ、私は再び朝ドラに挑戦することはなかったと思います。
誰の人生にもさまざまなことがあり、「一難去ってまた一難」の繰り返しだと言えるかもしれません。
でも逃げずに問題に立ち向かう人だけが、試練を乗り越えるたびに一回り大きくなり、運をつかんでいく。自分の経験からも、そう確信しています。