自分の感情を自然とスルーできている人はいいし、僕も基本スルーできているものは《何の感情も湧かない》から。
感情が湧かないのと感情が湧いているけど、それを無視するのは全然違う。
本当は無視できないのに無理にスルースキルを身につけようとしている人は、今スルーできているようでも気づかぬうちにその小さな傷が、命に影響を及ぼしてしまったりする傷かもしれない。
健康的に見えている人でも傷を軽視していると簡単に死ぬ。生は常に危ういし、軽んじてはいけない。
傷を軽視するということは、命を軽視しているのと同等なこと。
だから自分の煩悶を軽視せず、時には自分に優しくするために頭を撫でてあげることも必要だ。周りに話すのも相談するのもその場から逃げるのも泣くのも大した理由なんていらないから、致命傷になる前に小さな傷に消毒を。
※本稿は、『哲学なんていらない哲学』(あの:著/KADOKAWA)の一部を再編集したものです。





