ただ、不安を抱きがちだとしても、それをマイナスに捉える必要はありません。10歳の子どもが90歳になるまでを追跡したある調査によると、真面目で不安を感じやすい人のほうが長寿の傾向にありました。
「楽観的なほうが健康にいい」とよく耳にしますが、不安傾向が強い人のほうが体調に気を配り、ちょっとでも不調があると医療機関へ行くなど、メンテナンスを頻繁にすることも関係しているのかもしれません。
ポジティブな思考になりきれない人は、不安があるからこそ用心深いし、禍(わざわい)が起きないように前もって対処しようとする。その行動パターンこそが、不運を避けることにも繋がっていると捉えられるはずです。
一見、マイナスと思われることのなかにもプラスはありますし、その逆もある。日本の神話でも世界の神話でも、ありがたい神だけではなく、祟る神や恐ろしい神がいますよね。
私はそれを面白いと感じます。なぜなら、「よきこと」のみではなく、両面があるのは人間も同じで、それが魅力だと思うのです。
つまり「自分は運がいい」と言い聞かせ、マイナスと見える部分もうまく利用していけばいいのではないでしょうか。