客席の空気がふっと揺れる瞬間
先日『エリザベート TAKARAZUKA30周年 スペシャル・ガラ・コンサート』の幕が上がりました。
期間限定のお祭りは、どの組のバージョンも熱く、そして濃い。
衣裳をつけて舞台に上がると、空気が一変します。
独特の緊張感と高揚感。
そして、元タカラジェンヌたちが放つ熱量のすさまじさ。
経験を重ねた男役が、そこにいるだけで場を支配してしまう瞬間には、正直ゾクッとします。
元タカラジェンヌ達は、魅せ方を知っています。
そして同時に、力の抜き方も知っています。
頑張っているのに頑張って見えない。
無駄がない。
迷いがない。
焦りがない。
その絶妙な余裕と、男役の残り香のような色気に、客席の空気がふっと揺れる瞬間を、今なお最も体感している一人です。
