手漉き越前和紙を壁紙に使って

内装も随所こだわりが見られる。

喫茶室の壁紙は伝統工芸士である村田菜穂さん作の「手漉(す)き越前和紙」を贅沢に使用。壁紙の施工は、根本作品の掛け軸を手掛ける、表具師の岸野田(でん)さんに協力を仰いだ。その結果、「陰翳礼讃」のごとく、外の柔らかい光を取り込んだ落ち着きのある空間となっている。

室内の明かりを消すと、障子からほのかに光が差す喫茶室
喫茶室に展示されている美術品は購入も可能

喫茶室の隣にある個室の壁にも面白い仕掛けが。

根本さんが『光る君へ』の題字を制作する過程で書きに書いた約800枚の半紙。そのまま捨てるのはもったいないと、再度溶かし、手漉きした和紙を壁紙に使用している。そのため、近づいてよく壁紙を観察すると、黒い点のような墨の跡が見えることも。訪れた際にはぜひ探してみてほしい。

東依でかな文字教室を開く際、根本さんは個室で添削を行うそう
オリジナルブレンドの薬草茶や、かな文字用の筆、カレンダーなども購入できる