そもそも人の肌は、加齢とともに皮膚や筋肉がゆるみ、重力によって下がってしまいます。そのため、何もケアをしないでいると、眉間にシワが寄ったり、ほうれい線が深くなったり、口角が下がってしまったりして、普通にしていても不機嫌な顔に見えてしまうのです。ですから、年齢を重ねれば重ねるほど、表情筋を鍛えていくことが大切になってきます。
表情筋を鍛える方法はさまざまにありますが、私がもっとも重要だと考えているのは、なりたい顔を筋肉に覚えさせることです。たとえば、ほうれい線や下がった口角を改善するには、口の両端にある口角挙筋(きょきん)のの存在を意識しながら上げていきます。
それを続けていると、筋肉はその状態が一番心地よいと感じるようになり、笑顔の状態を定着させることができるのです。ちなみに私は毎日、「挙筋ちゃん、今日もありがとう」と感謝しながら口角を上げています。(笑)
それともうひとつが、老眼によって近くのものが見づらくなり、グッと目元に力を入れることで増えてしまう眉間のシワ。
これらを改善・予防するには、目の周りをぐるりと囲んでいる眼輪筋(がんりんきん)を眉山の外側部分に向かって広げるように、常に意識を向けていきます。すると、いつのまにか眉間のシワがなくなり、若々しい目元になっていくのです。