なので、東京五輪の半年前に中垣内(なかがいち)祐一監督から電話で「主将を任せたい」と言われた時は、二つ返事で「やらせていただきます」と答えました。それ以来ずっと、「負けたら主将の責任」という覚悟でチーム作りに取り組んでいます。

ファンの皆さんに応援していただくのはもちろん嬉しいですが、結果が出ていないのに盛り上がるのは、選手としてはなんだか気持ち悪い。やっぱり僕は第一に日本代表として強くありたいし、強いからこそ人気のあるチームでいたいなと思います。

そして、バレーがもっとメジャーなスポーツになり、多くの子どもたちに「やってみたい」と思ってもらえたら嬉しいです。

今年はロス五輪の切符がかかったアジア選手権があります。まずはそこで優勝して出場を決め、ロス五輪では一番高い表彰台からの景色を見たい。昨年12月に30歳の誕生日を迎えましたが、今の体をできるだけキープしながら、あと10年は突っ走るつもりです。

【関連記事】
<前編はこちら>バレー日本代表主将・石川祐希「若いチームをどう育てていくか、正解を探している最中。世界選手権での負けもロス五輪への飛躍のきっかけとして」
エース石川祐希の<高校時代>。当時の強豪チームは短髪、練習着は全員そろいが大半だった。でもそれが勝敗に関わっているかというと…
男子バレー日本代表は、「個」の力とブラン監督の存在で世界を魅了する。サーブの打ち分けや《フェイクセット》など、日本の常識を覆す挑戦を恐れない