胸を打たれた一路さんの振る舞い
さらに胸を打たれたのは、一路さんの振る舞いでした。
この公演は、トップスターだらけです。
そんな中で、一路さんは決して”自分だけ”を見ていませんでした。
カーテンコールでの立ち位置や並び順など、「それは演出側のお仕事では…?」と思うようなところまで、自然と目を配っていらしたのです。
しかも、指示でも主張でもなく、「ここはこうしてください」と押し付けることもしない。
ただ自然に、全体が心地よくなる形へと整えていく。
強い人は、過去を振りかざさない。
なぜなら、今ここで証明できるから。
どんな状況でも自分の足で立てる人。
与えられた状況の中で、揺らがず自分を最大限に出せる人。
あぁ、こういう人になりたい。
いくつになっても、「こうなりたい」と思える背中に出会えることは、とても幸せなことなのかもしれません。
