還暦からの仕事にこそ働く喜びが

還暦からの仕事は、意外にバリエーションがあることが分かる。就職サイトもそうだが、チラシや募集広告など、様々なツールで求人情報を集めることができる。

そこには新しい発見があるはずだ。求人情報を眺めているだけでも、現在の世の中が見えてくる。

『定年後の日本人は世界一の楽園を生きる』(著:佐藤優/飛鳥新社)

そして、これまで社会人として長年仕事をしてきて、それでも見えなかったものが見えてくるかもしれない。自分がこれまで縁がないと思っていた仕事にも意外に適性があった、などということが分かる。

また、単純労働や肉体労働などを下に見ると、評価を誤る。たとえ得られるおカネは少額でも、体を動かしてモノを作り、何かを達成する喜びを、素直に感じることができるからだ。さらに、お客さまや地域の人たちの喜ぶ顔を見て、人と接する幸せを実感できる。定年後の人たちには、むしろ適した仕事かもしれない。

さらに、ホワイトカラーだった人で国際業務の経験者であれば、そのキャリアを利用して海外で働くこともできる。そして、意外に海外で需要があるのが、柔道や野球などの指導員、そして整体師やマッサージ師など。加えて農業指導員もある。

ちなみに、就職サイト「インディード」を使って「60歳以上、海外駐在」で検索してみると、150件を超える求人がヒットしたことがある。内訳は、輸入車買取営業、精密機器営業、人材紹介コンサルタント、自動車部品営業などだった。

海外駐在経験が必要だったり、TOEIC700点以上が求められたりするなど、それなりに条件は厳しいが、チャレンジする価値はある。