人間関係に疲れたとき

人間関係は実に面倒だ。最近では、小学校から職場まで、時には老人ホームにおいてまで、コミュニケーション力が要求される。このコミュニケーション力を言い換えると、人間関係を巧みに処理する能力だと定義できるだろう。

たとえば、かつて学校で成績優秀な生徒、あるいは運動能力に長けた生徒は、スクールカーストの上位に位置していた。ゆえに、いじめの対象になることはなかった。

(写真提供:Photo AC)

しかし現在では、スクールカーストを決める際に、そのコミュニケーション力が大きな要素になっている。成績が良くスポーツが得意な生徒であっても、コミュニケーション力が低いと、スクールカーストの下位に位置づけられてしまう……すると、いじめの対象になる。

そんな人間関係に疲れたとき、どうすれば良いのか? 人間には危機から逃れようとする本能が備わっている。こうした人間関係に疲れたとき、一人になって自己崩壊を防ごうとするのが人間の本能なのだ。

そして資本主義社会では、人々に需要があれば、必ずそれに対応した商品が生まれる。たとえば、孤独になるための空間を与えてくれる商品──簡易防音室「だんぼっち」が売れているのが最たる例だ。