「野球は野球でうまくなる」と思い込みすぎている

僕は寿司を食べ歩くのが日本に帰国しているときの楽しみなのですが、カウンターで職人さんたちと話していると、彼らの多くがイタリアンやフレンチなど、他国の料理からインスピレーションを受けて、自分だけのオリジナルな寿司を考案していることに気づかされます。僕の恩師である花巻東高校の佐々木洋監督も、僕が在学中、休みがあるとよく東京に出ては名だたる経営者から組織づくりの極意を学んでいました。

我々は、「野球は野球でうまくなる」と思い込みすぎているのかもしれません。

野球という世界を少し俯瞰して見つめ直したり、野球に対して全く先入観がない立場の人と出会ったりすることが、時として思いがけないブレイクスルーを生んでくれる気がします。

※本稿は、『こうやって、僕は戦い続けてきた。 「理想の自分」に近づくための77の習慣』(PHP研究所)の一部を再編集したものです。

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