モテ期だったんだ!?
そうやって連れて行ってもらった店には決まって、文化人が集まっていたんだよ。六本木の星条旗通りにあったバー「ザ・クレードル」に来ていたのは、ピーター・シェーファーやアーノルド・ウェスカー。
そこのママが、僕の『エクウス』を観て感動したっていうので、「うちに来たときはタダでいいよ。出世払いでいいから」と言ってくれたりね。
それから、銀座に《上海お春》っていう伝説のママがいて、その人は『ジーザス・クライスト・スーパースター』を観て、「ジーザスが磔になって言う『私は渇いてます』って言う台詞、あれがいいわ」なんて言ってくれて。
『エクウス』『ジーザス』『コーラスライン』と、僕もすごく燃えていた頃だったから、モテ期だったんだね。(笑)
銀座といえば、クラブ「グレ」の光安久美子ママを忘れちゃいけない。店は代替わりしてるんだけど、久々に光安ママに電話してみようかな。
あと、「銀座 汁八」という日本料理のお店では、「汁八会」という集まりを月1回やっていた時期があって、山田五十鈴先生や森光子さん、作家の先生や演出家もいらしていて。いろいろな人にお世話になりました。