51歳はまだ若い。まずは不安を整理して
今、相談者さんの心にはさまざまな不安が渦巻いているのでしょう。一つめはご自身の体調に関すること。「以前のように元気になれるのだろうか?」と感じておられるのだと思います。二つめは働き方と経済的な不安です。そして三つめは、病気になって直面した「両親の老い」という現実。
今はこれらの不安がごちゃまぜになっているようです。まずは一つひとつを切り離し、解決策を考えましょう。一つめの不安に関しては、人生百年時代、51歳はまだ若いです。術後の体力低下は誰にでも起こりうること。治療やリハビリなどで回復に向けて取り組みましょう。必ずや光は見えてきます。
二つめの経済的な不安に関しては、これを機に、ご自分の働き方や生き方をもう一度見つめ直してはいかがでしょうか? これまで平穏な日々を過ごしてこられたのもご両親の収入や年金という支えがあってこそ。そんなご両親と「支え合っていく」のではなく、これからは相談者さんが「支えていく」時期が来ているのです。
そして、「親の老い」。後期高齢者になると、どうしても耳が遠くなります。医師の説明が理解できなかったお母様は、もしかすると初期の認知症かもしれません。お父様はフレイル(加齢による心身の機能低下)が進んでいるとも考えられます。
つまり、悲しい言い方かもしれませんが、親が老いるのも死ぬのも自然の摂理なのです。その時々の親御さんの状態に合わせ、要介護認定を受けてヘルパーさんを頼むなり施設入居を検討する方法があります。自分一人で抱えなくても大丈夫とわかれば、漠然とした不安はずいぶん減るのではないでしょうか。
いずれにしても、相談者さんが元気でないといけませんね。まずはご自分の体をしっかり治すことに専念、それが一番大切です。
