二度とドロボーはやらない
弁護人「平成5年が最初の逮捕で、この30年で前科10犯。今回が11回目の裁判になるんですけど、なぜ盗みを繰り返すんですか?」
被告人「人間の付き合いが苦手というのに加えて、パチンコに手を出しまして。人が怖くて働けなくて、悪いこと一本でやろうと決めたんです」
弁護人「盗む時のスリルを味わってるとか楽しんでるとかなんですか?」
被告人「いや、もともと家が貧しくて。それで物が無いので、盗んで気持ちを満たすというか。それで本格的なドロボーになってしまったんです」
幼少期は貧乏だったので、欲しい物は盗むのが当たり前だったそうです。そのまま真っ直ぐ素直に育ったので、本格的なドロボーになったと自己分析。いまの自分があるのは家庭環境のせいなんだ、と責任転嫁してるようにも思えます。
弁護人「今後はどうしますか?」
被告人「対人が苦手なんですけど、福祉の世話になってる間に、仕事を見つけて働きたいと思っています」
弁護人「もう盗みからは足を洗うんですか?」
被告人「はい。人が怖くて働く勇気も持てず、いままでは役所にも行けませんでした」
いまは就労意欲があるし、二度とドロボーはやらないと誓って、弁護人からの質問は終了です。