(写真:本社・奥西義和)
お笑いコンビ「空気階段」で、水川かたまりさんとコンビを組む鈴木もぐらさん。2019年に『キングオブコント』(TBS)ではじめて決勝に進出すると、2021年に優勝。放送中のラジオ『空気階段の踊り場』(TBSラジオ)では自身の結婚や離婚をリアルタイムで伝え、反響を呼びました。その鈴木さんが、「食」を通して自身の人生を振り返る初のエッセイ『没頭飯』をこのたび刊行。初めての単著には何が記されているのか? そしてこの本で伝えたかったこととは――。(記事は前編/撮影◎本社・奥西義和)
本を出したワケ
新刊『没頭飯』のきっかけは、ぶっちゃけ”ダイエット”です。
2年くらい前に、ほぼ強制的にダイエットをやらされていた時期があって。
当時、自分はゾンビのスマホゲームにめちゃくちゃハマってたんですけど、それを人質に取られて、「痩せられなかったらアンインストール」みたいな条件で無理やり。
119キロあったのを90キロ台まで落とす、という話だったんですけど、完全に“やらされた”ダイエットだったせいで、ストレスがひどくて。怒りというか、憎しみが沸いた。(笑)
「ダイエットが終わったら、絶対にあれを食ってやる!」っていう気持ちだけをモチベーションにしていた期間、欠かさずにつけていたのが『食べたいものリスト』でした。
スマホのメモに、とにかく思いつく限り書き出していくんですよ。「これ食いたい!」「あれも食いたい!」って。
それでダイエットが終わった瞬間から、そのリストを一個ずつ回収していく“食いまくり期間”に入った。やらされたダイエットなので、リバウンドなんか関係ありません。とにかく食いたいものを食う。
その様子をSNSにあげていたのを、ポプラ社の方が見てくれて「WEBで連載にしませんか?」と声をかけてもらったのが始まりでした。