まずは、次のページのチェックリストで、自分の骨盤の状態を知りましょう。腟の中に指を2本挿入し、腟壁に直接触れて、骨盤底筋と腟、両方の柔軟性や弾力、締め上げる力を確認する方法もあります。

また最近は、「骨盤臓器脱」を発症する人が増加。これは骨盤底筋のゆるみがひどく、子宮や膀胱、直腸などの骨盤内臓器が本来の位置からずり落ちて腟内に垂れ下がったり、体外にはみ出したりする病気のことです。

股の間にピンポン球が挟まっているような不快感や、排尿・排便が困難になるなどの症状が表れ、手術が必要になるケースも。60代以降は注意が必要です。

現代は床の雑巾がけをする、階段を上がる、和式便器を使用するなど、下半身の筋肉を動かして骨盤底筋を鍛える機会が減っています。そこで本誌で紹介している骨盤底筋のトレーニングと腟ケアを毎日の習慣にしましょう。

適切なケアによってフェムゾーンのゆるみが改善され、血行が良くなると、頻尿などのトラブルが解消。さらに腟が潤いを取り戻すことで、性交時の痛みや出血がなくなる、骨盤底筋に支えられて背筋がシャンと伸びる、といった効果も期待できます。

人生100年時代に健康寿命を延ばして、最後まで活力に満ちた人生を送るためにも、さっそく今日からフェムゾーンのケアに取り組んでください。