看護師へのリスペクト増した
りんと直美が生きる明治の世では、女性は「誰かの妻」になるしか生きる術がなかった。生きづらさを感じていた2人は看護婦養成所に通い、日本社会に「看護」を専門職として根付かせようと奮闘する。
――『風、薫る』では看護師という職業の確立が描かれます。
見上:クランクイン前から、自分が病気やけがをした時にお世話になった看護関係の方のことを思い出していました。もともとリスペクトはしていましたが、演じることになってより一層、尊敬の念が増しました。最初にシーツの敷き方や包帯の巻き方を練習したのですが、看護師さんがさらりとやってくださっていることが、すごく難しい。私たちが想像もつかないようなご苦労もあるんじゃないかと演じていて想像しています。りんと直美も「看護とは何か」を考えながら、看護婦になっていくと思っています。
上坂:撮影で着る看護服を見た時に、素直に「かわいい」と思いました。着物を着ての撮影が多かったので、りんと直美が看護学校に入学して、みんなが看護服になった時には「世界が変わった」と感じました。明治時代、社会が大きく変わっていくなかで、りんと直美が看護の道を切り拓いていきますが、看護の稽古は私も難しくて、看護師さん含め医療従事者の皆様へのリスペクトを持ちました。
――第1週と第2週では、栃木で暮らすりんと、東京で厳しい生活を送る直美の背景が描かれます。
見上:今はドラマの中盤を撮影しているのですが、第1週での出来事をりんは思い出しながら前に進んでいます。りんが看護婦を目指そうと思った出来事が詰まっているので、第1週の試写を見た時には身が引き締まるような気持ちになりました。第1週と2週は、りんと直美にとって、看護婦になる決断をするのに大切なエピソードが描かれるので、見逃さずにしっかりとご覧いただけたらと思います。
上坂:撮影が始まってから、早く皆さんに見ていただきたいと放送を楽しみにしてきました。第1週は、りんと直美にとってのすごく大事な始まりの物語が描かれます。半年間、ぜひ、『風、薫る』を楽しみにしていただけたらうれしいです。

