虎太郎がかっこよかった
<奥田亀吉は、一代で財を成した人物。学のあるりんにコンプレックスがあり、りんへの態度は冷たい。娘・環が生まれても夫婦仲はうまくいかず、ある晩、激昂した亀吉がよろけ行燈にぶつかってしまう。倒れた行燈から火が出て、屋敷が火事に。騒ぎに乗じて、りんは環を連れて母親の美津の元に逃げ帰る。美津の家に奥田家の火事を知らせに来た虎太郎は、りんと再会。虎太郎はりんと環を東京に逃がし…>
小さい時から同じ村で過ごしてきて、りんをお嫁さんに迎えたいという気持ちも多分ありました。でも、りんは結婚してしまった。婚家から逃げ出したりんと環を助けた時には、虎太郎は「りんの旦那さんになる」ことはあきらめていたんです。それでも、好きな女性が苦しんでいるから助けたいという一心だった。恋愛感情というよりも「大切な人だから守りたい」という感情が強かったと思っています。
荷車にりんと環を載せて走り、船で逃がしました。自分は東京に行けないという悔しさを感じつつ、りんに東京で頑張ってほしいし、奥田屋から離したい。奥田屋の追手が来たら戦うつもりでいたと思います。これまででいちばん男らしいシーンで、虎太郎、かっこよかったですよ。