見上愛は頼りになる座長
りんを演じる見上愛さんは、本当に器用で、演技のスイッチが入るとパチンと切り替えができます。同世代の俳優としてすごく刺激を受けました。りんが、自分の言動を後悔して泣き崩れるシーンが印象に残っています。スタジオのモニターで見上さんの演技を見ていて、「すごい」と感動しましたし、「いいドラマになるな」と思いました。
主演は大変なことも多いはずなのに、僕が撮影でお邪魔する時にはいつも現場に笑い声がある。見上さんはたくましい座長であり、元気ですごく強い人です。栃木ロケでみんなが虫に刺されてしまった時、見上さんは、全員分の塗り薬を持ってきてくれました。「この年齢でこんなに配慮できるんだ」と頼もしく思いました。
りんと虎太郎は幼なじみという間柄。見上さんとはちょこちょこおしゃべりをしていますが、そんなに幼なじみ感を出そうと何かしているということはありません。僕、ダメ人間なので、あまりしゃべらない方がいいって思っています。りんと虎太郎は恋愛がらみの関係なので、残念に思われたら見上さんがお芝居をやりにくいんじゃないかって。
一ノ瀬家の人たちは、本当の家族のように仲良くなっていて、僕は最近、ちょっと置いていかれたような気分にもなっています。美津役の水野美紀さんは、お人柄も素敵でお芝居もユニーク。助けられています。信右衛門を演じた北村一輝さんは、作品によってはちょっと怖い役を演じることもありますが、現場では虫がすごく苦手で、かわいらしい一面が多々ありました。ギャップが素敵でした。