シェア型書店という業態

―― そのシェア型書店という業態がどういうものなのか、実は今一つ分からないのですが。

今村:簡単にいうと、店の中に小さな本棚をたくさん置いて、その棚をさまざまな人に借りてもらって、借り主さんがそこに好きな本を置いて売る、というものです。

(写真提供:Photo AC)

―― 秋葉原のレンタルショーケースのようなイメージですね。シェア型書店は、いつぐらいからまちに登場したのでしょうか。

今村:僕、相当調べたんですが、めちゃくちゃ諸説あるんですよ。大阪発祥っぽいなとにらんでいるのですが、今、盛り上がっているのは東京方面で、神保町、中野、西日暮里、あと千葉県や神奈川県にもあります。まだ本当に小っさな流行ですが、刺さる人には刺さっています。

中でも有名な店舗として、22年3月に仏文学者の鹿島茂さんがご子息の由井緑郎さんとともにプロデュースした「PASSAGE by ALL REVIEWS」が東京・神保町にオープンして、話題になりましたね。24年3月には三号店も出されました。

ただシェア型書店全体で見ると、経営や運営のルールはまちまちで、ボランティアみたいにやっているところもあれば、儲けているところもある、という感じですね。