鏡を見るように心を毎日点検しよう
大事なのは、老いにとらわれてしまう心をどのように手放すかです。ここから仏教的な実践、いわば日々のエクササイズについてお伝えします。
まずは、自分の心の状態を自覚する(観察する)習慣を育てましょう。心が重いか軽いか。怒りを感じているのか。もっと人に大事にされたい、わかってほしいと願っているのか。さらには、「今できること」以外のことをいつまでもクヨクヨ考え続けているのか。
観察の目安として、次のページに《心のクセ》を怒りタイプ、思い込みタイプ、迷いタイプ、妄想タイプの4つにまとめました。ご自身の日頃の気分がどれに当てはまるか、チェックしてみてください。
人の心は、この4タイプのいずれかに当てはまることが多いものです。他人や自分に不満がある。何事も決めつけがち。求めすぎて寂しさやいら立ちが増える。今の生活に虚しさを感じているが、どうしたらいいかわからない。さらには、絶えずネガティブな想像ばかりしている……。
どうでしょうか。どのタイプにも当てはまる人は、心の若々しさが失われているかもしれません。
なかには、自分の心の状態と向き合いたくない人もいると思います。でも、顔や体は毎日のように鏡で見ますよね。ならば心も、同じように毎日点検して、「今の状態はこんな感じ」と把握するべきでしょう。なぜなら、それだけで心の状態をリセットできるから。
「今日もイライラしている。これは怒りだ」と自覚し、「私は何をやっているんだ。つまらないことで怒ってバカバカしい」と思うことができれば、怒りの状態から抜け出せます。