成果を生み出す「途中褒め」

リーダーとしてチームの成果を引き出したいなら、結果が出る前から褒めることが効果的です。ビジネス系の記事でよく見る一流〜三流でまとめるとこうなります。

褒めないのは三流、結果が出てから褒めるのは二流、途中で褒めて成果を引き出すのが一流のリーダー。

『できるリーダーはどこを「ほめる」のか? チームが自然と動き出す「戦略的ほめ方」』(著:山本渉/朝日新聞出版)

たとえば、まだ契約が取れていない営業担当者に、「提案資料の完成度がどんどん上がってる! あとは業種に特化したデータを入れると決まりそうだね」

こう声をかけることで、本人は「見てくれている」と感じ、目的に向かって行動をさらに加速させることができます。

これは子育てでも同じです。たとえば水泳教室に通う子どもに対して。

「息継ぎが上手になってきたね! 来月には25メートル泳げるようになるんじゃない?」

このように、途中経過に注目して褒めることで、モチベーションが維持され、継続の力になるのです。

人は誰でも承認されたいものですが、成果が出る前は、注目もされずに寂しさを感じる時期です。そんなときに「見てくれている」「価値を認められている」と感じられる褒め言葉は、挑戦を支える力になります。

大切なのは、努力、工夫、変化に気づいて言語化すること。途中で褒めることは、最終的な成果を生む原動力になります。

<イラスト:福士陽香『できるリーダーはどこを「ほめる」のか? チームが自然と動き出す「戦略的ほめ方」』より>