「信頼できる顔」はありえる!?

おもしろい研究としては、「信頼できそうな顔かどうか」を調べたものがあります。

スイスの5〜13歳の子どもたちを対象とした研究で、フランスの国民議会の立候補者の顔写真を使った実験が行われています。写真を2枚見せて、「きみの乗る船の船長にふさわしいのはどっちの人だろう?」と尋ねるのです。

『人生が生きやすくなる「性格」の話 ─自分を知って幸福になる方法』(著:小塩真司/清流出版)

研究の結果では、スイスの子どもたちはまったく見たことのないフランスの国民議会の当選者を、約7割という高い確率で予測したのです。この精度は、同じ実験でおとなが「どちらが有能に見えるか」と判断した結果とほとんど同じでした。

一見しただけの印象が人を選ぶ理由に影響を与えることがありえると、この研究結果は示しています。さらにいえば、重要な選挙の結果が、第一印象で左右されてしまう可能性がある、ということも示しています。