集団で関連や影響が観察されたとしても…
しかし、たとえ集団で関連や影響が観察されたとしても、個人で見た場合にその通りになるかどうかはわかりません。確率的には多少高くなりますが、確実ではないのです。
感情面でも、「ポジティブな感情を抱きやすいから幸福になりやすく、ネガティブな感情を抱きやすいから不幸になりやすい」ということが単純に信じられているような向きがありますが、そんなこともありません。
なんにでもポジティブな感情を抱いていたら、うまくいかないこともすべて運や人のせいにして自分に目を向けないことになり、努力をしないかもしれません。
ネガティブになりやすいからいろいろなことに備え、勉強をして資格を取得したりして堅実に仕事をするので、周りからも信頼されて幸せということも十分ありえます。「こういう性格だから幸福になりやすい」とは単純にはいえないということだけははっきりしています。
※本稿は、『人生が生きやすくなる「性格」の話 ─自分を知って幸福になる方法』(清流出版)の一部を再編集したものです。
『人生が生きやすくなる「性格」の話 ─自分を知って幸福になる方法』(著:小塩真司/清流出版)
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