<28回あらすじ>

教師の松井(玄理さん)から、日本髪に戻したことを責められる多江。

(『風、薫る』/(c)NHK)

直美は「女が髪型変えるといろいろ言われますから」とかばい、りんは「水で髪洗うと冷えるから」とお湯をわかしに行く。

コレラの感染者を看護する模擬授業が行われる。患者役と看護婦役に別れる生徒たち。

りん(見上愛さん)はコレラに感染して亡くなった父のことを思い出す。患者役のトメ(原嶋凛さん)がせき込むと、顔を近づけ、「大事?」と言うりん。

それを見たバーンズ(エマ・ハワードさん)は、「不必要に顔を近づけない。感染の危険が高まります。りんさん、家族をコロリで亡くしていますね」と指摘する。

「コロリで父を4年前に」と答えるりん。「一人きりで死なせてしまいました」と打ち明ける。

「患者は家族ではありません。あなたは看護婦になるんですよ、恥ずかしい」と厳しい言葉を投げつけるバーンズ。

「目の前に苦しんでいる人がいたら見捨てることはできない」と言い返すりん。

「あなたは今、大勢の人を見捨てたのと同じです」とバーンズ。

りんは「教えてください。私、看護婦を見たことがないんです」と看護とは何か教えてほしいと訴えるが、バーンズは自分で考えるよう言うだけだった。

授業の後、直美(上坂樹里さん)は、りんに語りかける。「自分の親、看病するみたいに看護していたら、りんさんきっとすぐに死んじゃうよ」

りんは「もう二度とあんな思い…」と返す。直美は「じゃあ、環ちゃんにもそう看病してほしい?将来」と問う。

看護について改めて考えたりんは、翌日の模擬看護の授業に臨む。

バーンズから合格をもらったりん。「何を考えて看護したか」と問われる。

りんは「訓練を受けた看護婦として、まず私自身が感染させないように努めました。私を大事に思う人のために」と答える。

バーンズは「先日あなたが見捨てたのはこの先あなたが看護するはずの大勢の患者です。あなたが病に倒れてしまえば、その患者はあなたの看護を受けられません。あなたが看護婦になれば、家族を失い、あなたと同じ思いをする人を減らすことができます」と伝えるのだった。