ソニックの目が青峰を捉える。

「アオさんはどうしてトビウオから?」

 青峰は唐揚げの油にまみれた唇をハンカチで拭った。

「……変化の杖だよ。あれを早く使ってみたくて」

「ああ!」

 ソニックが嬉しそうに頷く。

「どうです? 使ってみて」

「結構色々遊べて面白いよ。なんの役に立つか分からないけど、杖を所持した状態で会った人全員の姿に変身出来るんだ。たまに、住人との会話の内容まで変わるから先に進まなくってさあ」

「うわ、それエグすぎ。全パターン試したら何十時間かかるんだろ?」

 ミクニはむしろ楽しそうに言った。