盛り上がったステージエリア=東京都渋谷区、2026年5月9日
5月9日(土)、10日(日)に代々木公園で開催された『第26回タイフェスティバル東京』。近年凄まじい進化を遂げているのが「ステージエリア」です。タイの人気アイドルやインフルエンサーがステージに集結。後編では、「推し活」の熱狂をレポートします。 (取材・文:野辺五月 撮影・本社:武田裕介)

ステージエリア白熱の背景

ここ数年、日本で存在感を増しているタイのエンターテインメント。その起爆剤となったのが、タイ発のBLドラマです。コロナ禍の巣ごもり需要の中で、男子大学生2人のピュアな恋愛を描いたドラマ『2gether』シリーズが世界的にヒット。社会現象となり、その勢いのまま映画版『2getherTHE MOVIE』の制作へと発展しました。世界中の映画館が感染症対策で閉鎖を余儀なくされる中、独自の安全対策で上映を続けていた日本で「世界最速公開」が実現。この動きは、当時の日本におけるタイドラマ熱の凄まじさを象徴しています。

さらに、日本ではT-POP(タイの音楽)やドラマ、映画などタイエンタメ全体へ人気が拡大。特にタイエンタメ関係者が海外展開の可能性を感じているタイBLは、タイフェスでも人気のジャンル。『2gether』を世に送り出したGMMTVのアーティストがタイフェスでのステージに出演すると、ここ数年は朝から場所取りが行われるほどの盛り上がりです。

人があふれるステージ前の様子=東京都渋谷区、2026年5月9日

加えて、今年のタイフェス東京のステージには、BLドラマやリアリティ番組で絶大な人気を誇る俳優・アーティスト集団のDomundi(DMD)の参戦も相まって、グッズブースも大変な混雑。朝一番から大行列ができてしまい、急遽抽選制を入れるなど出店者が対応に追われていました。

人気のアイドルグループVVV(Triple V)のほか、石井竜也とBNK48のコラボなどもあることから人の出を見越して、ステージ前に例年にはなかった「立ち止まり禁止エリア」が設けられたほどです。