しばらくすると
花の苗に洗剤をかけたあの日、私は自分が怖くなりました。この義姉への仕返しは、決して褒められる行為ではありません。
けれどどうしても、私の大切な庭を守りたかったのです。今は子どもや孫に囲まれ、自分の植えた花でいっぱいの私の庭で過ごす……私はようやく「自分の人生」を謳歌しています。
義理の両親と義姉ばかりを優先してきた夫とは最後まで他人の空気感を拭えないまま年老いていくのでしょう。過去の姑息な行為を反省し、自分の弱さも抱えながら、大姑・ウメのように優しい老人になりたい――それが私の、新しい願いなのです。
END



