運ばれてきたつけ麺は…
しばらくして運ばれてきたつけ麺は……
どーん。
「えーーーっ!?」
思わず叫びました。
麺が山です。
いや、山というより、炭水化物でできた丘陵地帯です。
ここまで来ると、もう食事ではありません。
試合です。
しかも私は、自分でエントリーしています。
「食べられます」と宣言した手前、途中で降参するわけにもいきません。
頭の中で試合開始のゴングが鳴りました。
行列ができるほどのお店で、つけ麺は確かにおいしいのです。
おいしいのですが、過酷な挑戦でした。
食べても、食べても減らない。
減ったように見えても、器の角度が変わっただけ。
味変をしてみる。
水を飲む。
深呼吸をする。
一緒に行った友人に無理やり食べてもらう。
何をしても、麺はそこにいました。
その日私は学びました。
麺1kgは、一人で食べる量ではないということを。
人は大きな失敗をしないと、本当の「1kg」を知ることはできないのかもしれません。
