『佐々木裁き』を口演する二葉さん。2026年3月10日、サンケイホールブリーゼにて

寄席に魅せられ弟子入り志願

一花 その欲求が落語と結び付いたのはいつだったんですか?

二葉 大学生のとき、たまたま(笑福亭)鶴瓶師匠の落語会に行って、生まれて初めて落語というものに触れて「これや」と思った。

舞台の上で一人で自分のしゃべりたいようにしゃべってはる。落語は古典芸能。弟子になれば師匠から教えてくれはるし、古い大阪弁が昔から好きやったし、祖母の影響で着物も好きやった。それで落語家になりたいと思った。

一花 人前でしゃべったことがなかったのに、勇気を振り絞った感じですか。

二葉 いや、振り絞ってない。「ここが私の行くべきところや。間違いなく絶対に私にはできる」、と根拠のない自信があった。それからいろんな噺家を見て、うちの師匠(桂米二(よねじ)さん)は面倒みてくれそうやなぁと思ってん。「女の子は取らない」って断られてもめげずにアタックして、なんとか見習いにしてもらいました。