りんをめぐる3人の男たち
<劇中では、りんに思いを寄せる男性3人が登場する。東京で出会ったのは小説家志望の青年、島田健次郎(Aぇ! group、佐野晶哉)だ。言葉を丁寧に紡ぎ相手の気持ちを大切にするシマケンはなかなかりんに思いを伝えられない。りんが新潟に行ってからは、新潟の方言「いとしげ」の意味についてりんと手紙でやりとりをして交流を続けた。第90回では、新潟までりんに会いに来たシマケンがついに告白。「愛おしいです」と大きな声で告げると、りんはボロボロと涙をこぼした>
りんは離婚した時に、環を奥田家から連れ出した責任を感じています。ともかく環が夢を持って歩めるように必死で働いてきました。りんは、恋愛に鈍感な部分があるので、監督からもりんはシマケンに対して「恋愛としての自覚は持っていない」と言われてきました。シマケンが新潟まで来た18週でやっと少しだけ自分の気持ちを自覚するようになったんです。
シマケン役の佐野さんのことは、年上だと思っていたら、実は年下でした。そのくらい、落ち着いた雰囲気のある方。自分が好きなものや仕事について一生懸命極めようとする姿はシマケンと重なるところがあります。佐野さんにフランス語のセリフが追加されたことがありましたが、フランス語の先生と直前まで練習してベストな状態で本番に臨めるように努力されている姿を拝見しました。アイドルのお仕事でもお忙しいと思うんですが、弱音を吐いているところも見たことがなくて。佐野さんのひたむきな姿には私自身が励まされます。
<りんが新潟で知り合ったのが、新聞記者の横沢公輔(井上祐貴)だ。りんに興味を持った横沢はストレートに求婚し、断られてもあきらめない。新潟の病院で1年働いた後、東京に戻ることを決めたりん。横沢は東京の新聞社で働くことになったと報告。「東京で待つ」とりんに宣言して――>
新潟に行った時、りんは看護婦の仕事を辞めてかなり気落ちしていたし、心が疲れ切っていた。横沢さんは、りん以上に思ったことをはっきり相手に伝える人です。りんは、横沢さんには家族に接するのと同じように、嫌な顔を見せられる。嫌なものは嫌だとハッキリ言える相手として横沢さんがいたことは、りんの心の回復にとって大事だったし、その存在に助けられたと思っています。