安全性を大前提にしたエネルギー政策の推進
閣下日本がエネルギー資源の8割以上を輸入に頼っているという現実は、心許ない限りだ。
竹内一方、今後の電力需要に目を向けると、生成AIの普及で多くのデータセンターが必要になるため、大幅な電力増加が見込まれています。
閣下AIをさらに使うようになったら、以前と比べてどのくらいの電力が必要になるだろうか。
竹内これまでのインターネット検索に比べると、約10倍の電力が必要と言われています。
閣下ほう、バッテリー残量がぐんぐん減るね! AIに聞かないようにせねば……。このままの発電量では、追いつかなくなるのかな?
竹内電力をしっかり確保していくことは重要ですね。そうしたなかで、資源の乏しい日本では、地球環境を考えながら、安定した価格でエネルギーを使い続けていくために、再生可能エネルギー、火力、原子力というさまざまな発電方法をバランスよく活用していく、エネルギーミックスが何よりも重要です。国のエネルギー政策の羅針盤である「エネルギー基本計画」では、2040年に再エネ4~5割、原子力2割、火力3~4割程度という目標を掲げているんですよ。
閣下原子力の活用も重要だということだが、そのためには安全性への理解をさらに広げていく必要を感じるが。
竹内おっしゃるとおりです。国のエネルギー政策の基本には、「S+3E」という原則があります。これは、安全性(Safety)を大前提として、安定供給(Energy Security)、経済効率性(Economic Efficiency)、環境適合(Environment)を同時に実現するという考え方なんですね。こうした原則のもと、原子力も活用していくことをきちんと伝える努力が求められるでしょう。
閣下なるほど。今日は非常に勉強になった。
竹内こちらこそ、閣下のお話を伺って、がん検診の大切さを学ぶことができました。
閣下それはよかった。が、学んだ後に行かないのでは意味がない! では、また。グハハハハ!

デーモン閣下(でーもんかっか)
魔暦紀元前98038年生まれ。41年前、魔物集団「聖飢魔Ⅱ」の歌唱・説法方として現世に侵寇。好角家として知られ、早稲田大学相撲部特別参与を務めるほか、「芸術・娯楽の創出演出」「社会批評」「表現者」として、全方位マス・メディアで蔓延(はびこ)る

竹内 薫(たけうち・かおる)
1960年東京都生まれ。「科学応援団」としてテレビ、ラジオ、講演などで活躍。2016年、トライリンガル教育を行うYESインターナショナルスクールを開校。25年4月よりZEN大学の教授を務める。『AI時代を生き抜くための仮説脳』など著書多数
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