「ロケ地の団地に住みたい」

『しあわせは食べて寝て待て』場面写真
(『しあわせは食べて寝て待て』/(c)NHK)

―本編の撮影から1年後の特別編撮影でした。

桜井:自分のなかで、さとこを取り戻せるのかという若干の不安がありました。でも、司とさとこが会うシーンを撮影したことで、自分のなかでパチンと、さとこに戻れたという感覚があって。すごく宮沢さんに助けられました。宮沢さんとは特別編撮影の直前まで別の作品でご一緒していたんです。司とさとこ役とは違って、バチバチの間柄だったので、一瞬脳内のバグみたいなのはありました(笑)。司さんとは目が合うとほっとするところもあって、不思議な感覚でした。それから、加賀さん演じる鈴さんに再会して、さとこがさらに完成しました。

宮沢:本読みがすごく楽しかったです。ほとんど全員がNHKに集って、1年ぶりの再会だったのに、桜井さんの第一声からこの『しあわせは食べて寝て待て』の世界が再開したんです。それぞれがセリフを言っていくと、声だけなのにどんなシーンになるか想像できて、その瞬間から作品に引き戻されました。これまでいろいろな作品で本読みを経験しましたが、いちばん楽しい本読みでしたね。

加賀:本読みは楽しかったね。「帰ってきた」って感じがしました。撮影させていただいた団地も本当にあたたかく迎え入れてくれて、住みたいくらい。

―撮影が行われた団地では、宮沢さんのファンクラブができていたとか。

宮沢:嬉しかったですね。もともとファンでいてくださった方だけでなく、団地にお住まいの方が応援してくださって。団地での撮影を見学いただいたんですが、映り込みを避けるための移動もスムーズにしてくださって、とにかく皆さん、マナーが素晴らしかったです。