神様だって時に我慢せず逃げるもの
伊弉諾尊や天照大神による素盞嗚尊の扱いは、現代社会の人間なら心理カウンセラーから一発NGが出る可能性のある対応です。むしろ「自分は理解されていない」「期待されていない」と孤立感を強めさせて、さらなるモチベーション低下を招くだけだからです。
皆さんの周りにも、やる気が出ずに悶々としているときに“あなたのため”と厳しい言葉を投げかける人がいるかもしれません。
そんなときは我慢せずに(素盞嗚尊だって荒れてしまうのだから……)逃げ出しましょう。
とはいえ、こんなに荒んでしまった素盞嗚尊ですが、地上に降りた途端、“やる気ゼロ男”から大変身。八俣の大蛇の生贄(いけにえ)にされようとしている奇稲田姫(くしなだひめ)の姿を見て奮い立ち、知恵と勇気で見事に大蛇を退治したのです。